GoDaddyからZoho Mailへの移行
GoDaddyでホストされたメールサービスをご利用している場合、または以前にGoDaddy経由でMicrosoft 365を購入された場合、管理者はZoho Mail管理画面からIMAP経由でサーバー間の移行を行うことができます。移行サーバーのユーザーアカウントのデータは、Zoho Mailのそれぞれのユーザーアカウントに直接移行されます。移行を追加する前にそれらのユーザーアカウントをZoho Mailで作成する必要があります。ユーザーの追加の詳細については、ヘルプページをご参照ください。
メモ:
GoDaddyアカウントでIMAPが有効になっているかどうかを確認します。有効になっていない場合は、移行を開始する前に、GoDaddyサポートに連絡してIMAPを有効にしてください。
IMAP移行の追加
IMAP移行を作成するには、以下の操作が必要です。
IMAP移行に対するサーバーの詳細の追加
- Zoho Mail管理画面にログインして、画面左側の[データ移行」を選択します。
- 最初の移行の場合、[データの移行を開始する]をクリックし、2回目以降の移行の場合、[+作成する]をクリックします。
- 設定するサーバーの名前を入力します。
- [保存したサーバーの詳細情報を選択する]ドロップダウンで、[新しいサーバー詳細を追加する]を選択します。
- [プロトコール/アプリケーションを選択する]ドロップダウンメニューで、[IMAP]を選択します。
- 移行元のサーバーの種類に、[その他]を選択して、[移行元のサーバーアドレス]を入力します。
メモ:
- メールサービスがGoDaddyでホストされている場合、移行元のサーバーアドレスは[imap.secureserver.net]です。
- GoDaddy経由でMicrosoft 365を購入された場合、移行元のサーバーアドレスは、[outlook.office365.com]です。
- セキュリティで[SSL]、ポート番号[993]を選択します。
- 移行元のサーバーで必要な場合、[パスの接頭辞]を入力します。
- SSL証明書の確認を行わずに手続きを進めたい場合は、[証明書の確認をスキップする]チェックボックスを選択し、[追加する]をクリックします。
追加したサーバーの詳細情報は、保存したサーバーの詳細情報画面に保存されます。また、ドロップダウンから選択するだけで、他の移行を実行する際に使用できます。
POP/IMAP移行の設定の追加
- 次の手順では、この移行のための設定をカスタマイズする必要があります。
- 設定名を入力します。
- [移行のためフォルダー]で、[すべてのフォルダー]または[特定のフォルダー]を選択します。
- [すべてのフォルダー]を選択した場合、[除外フォルダーの一覧]を使用して移行中に任意のフォルダーをスキップするよう選択できます。
- フォルダーのスキップ機能は、新しいメールや見逃したメールについて、管理者が同じユーザーの移行を再実行する場合に便利です。フォルダー名は二重引用符で囲んで入力してください(例:「"フォルダー1"」)。入力したフォルダーのみが除外されます。親フォルダーの下にあるサブフォルダーをすべて移行する場合は、フォルダー名の後に「/*」を付け、二重引用符で囲んで入力してください(例:「"フォルダー/*"」)。詳細については、フォルダー規則をご参照ください。
- [特定のフォルダー]を選択した場合、フォルダーの一覧に含める必要のあるフォルダーを指定できます。
- [フォルダーの一覧を含める]に、二重引用符で囲んでフォルダー名を入力します(例:「"フォルダー1"」)。この場合、入力したフォルダーのみが対象となります。親フォルダーの下にあるサブフォルダーをすべて移行する場合は、フォルダー名の後に「/*」を付け、二重引用符で囲んで入力してください(例:「"フォルダー/*"」)。詳細については、フォルダー規則をご参照ください。
- [移行するメール]で、すべてのメールを移行するか、特定の日付以降に受信したメールを移行するかどうかを選択します。
- [移行したユーザーのPOPアクセスを有効にする]で、アカウントが他のメールクライアントでPOPとして設定されている場合にユーザーが移行したメールを表示できるようにするには、[はい]を選択します。そうでない場合、[いいえ]を選択します。
- 最後に、[作成する]を選択します。
追加した設定は、保存した設定ページに保存されます。また、ドロップダウンから選択するだけで、他の移行を実行する際に使用できます。
フォルダーの表記規則
- 特定の親フォルダー(例:レポート)を指定する場合は、「"レポート"」と入力してください。
- レポートの下に複数のサブフォルダーがあり、すべてのサブフォルダーを指定する場合は、「"レポート/*"」と入力します。
- [レポート]の下に「2016」というサブフォルダーがあり、このサブフォルダーを指定する場合は、「"レポート/2016"」と入力します。
- [受信トレイ]の下にあるすべてのサブフォルダー、サブフォルダーを除いた[マーケティング]フォルダー、[売上レポート]フォルダーの下の特定のサブフォルダー[2012]のみを指定する場合には、「"受信トレイ/*"」、「"マーケティング"」、「"売上レポート/2012"」のようにフォルダーの一覧を入力する必要があります。
新しい移行の作成
- 移行の[最大の接続数]を入力します。入力した時点におけるサーバーが受け入れ可能な接続の最大数です。たとえば、移行の開始時に最大接続数に5を指定すると、移行プロセスは5人のユーザーに対して同時に開始されます。サーバー間で並行して移行を行うと、移行プロセスが高速化されます。
- ストレージが80%、または、95%に[達した時点で移行を停止する]かどうかを選択し、最後に[作成する]をクリックします。
移行のためのユーザーの追加
Zoho Mailは、次の2つの手段で移行用のユーザーアカウントを追加できます。
- 手動によるユーザーの追加
- CSV設定による複数のユーザーアカウントの移行
手動によるユーザーの追加
ユーザーを手動で追加するには、以下の手順に従ってください。
- 移行一覧から、ユーザーを追加する移行を選択します。
- ユーザーアカウントを追加するには、[追加する]をクリックします。
- [元のユーザー名]とユーザーの[元のパスワード]を入力して、それぞれのZoho Accountのメールアドレスを選択します。
- このユーザーの移行を他のユーザーよりも優先するかどうかを選択し、[追加する]をクリックします。
移行対象のユーザーが追加されます。
CSV形式のファイルからユーザーをインポートする手順
ユーザーを手動で移行のため追加する代わりに、複数のユーザー詳細情報をExcelシートに追加し、CSV形式のファイルとして保存したものをアップロードします。CSVに記載されたユーザーアカウントが、移行対象としてインポートされます。CSV形式のファイルを使用して移行用のユーザーを一括インポートするには、以下の手順に従ってください。
- 移行一覧から、送信元や宛先ユーザーアカウントの詳細を追加する移行を選択します。
- CSV形式のファイルを使用して、ユーザーアカウントをアップロードするには、[インポートする]をクリックします。
- CSV形式のファイルにユーザーの詳細を入力する形式は、ポップアップに添付されているサンプルファイルに記載されています。
- CSV形式でファイルの準備後、[ファイルを参照する]をクリックし、インポートするCSV形式のファイルを選択します。
CSV形式のファイルにあるすべてのユーザーのプレビューと、インポートしたかどうかの詳細が、画面に表示されます。
メモ:
- 移行元のアカウントや宛先アカウントの詳細は、必ずCSV形式のファイルに入力する必要があります。
- 理由はさまざまですが、時には移行元アカウントの認証に問題が発生する場合があります。詳細については、移行のトラブルシューティングヘルプページをご参照ください。
移行処理の開始
移行用のユーザーアカウントを追加すると、移行を開始することができます。移行対象のユーザーを追加した後、移行元パスワードが変更されていないことを確認してください。移行処理全体が完了するまで、パスワードは変更しないでください。
- ユーザーの追加後、[移行処理を開始する]ボタンをクリックします。ユーザーを追加した画面から移動した場合、こちらのページから開始する移行を選択して、[移行処理を開始する]をクリックします。
- 移行の進捗状況と統計情報を同じページで確認できます。
- 移行進捗画面でユーザーのメールアドレスをクリックすると、各ユーザーの移行に関する詳細な統計情報が表示されます。
- メールの移行については、詳細な統計情報とフォルダー情報が表示されます。
- フォルダーごとの移行の詳細に関する詳細情報を表示するには、[メールの失敗]をクリックします。
移行が失敗した理由に関する詳細は、こちらをご参照ください。
メモ
移行の一時停止
移行プロセス中に、アカウントで移行するメールのサイズが、許可されているストレージ容量を超えた場合、受信メールがブロックされる可能性があります。そのため、アカウントが選択した許可済みストレージ容量に達した場合、移行が一時的に中断(一時停止)されます。以前のアカウントの古いメールや不要なメールを一部削除するか、Zohoアカウントの追加ストレージを購入することで、空き容量を増やすことができます。
アカウントに十分な容量があることが確認できると、移行を再開できます。