Zohoユーザーとメールの移行ウィザード
Zohoユーザーおよびメール移行ウィザードを使用すると、ユーザーを検出し、Active Directory/Exchange環境からZoho Mailの組織アカウントにメールを移行できます。Exchangeからの組織ユーザーの検出と移行に加えて、PSTやEMLなどさまざまな形式のメール移行にも使用でき、いつでもどこからでもアクセスできるようにZoho Mailのアカウントにメールをインポートできます。
Exchange移行ツールのダウンロード
- Zoho Mailの移行ページをご覧ください。
- Exchange移行ツールをダウンロードするには、移行ツールのダウンロードセクションに移動します。
- 32ビットまたは64ビット版を選択し、[移行ツールをダウンロードする]をクリックします。移行ツールはパソコンにダウンロードされます。
32ビット/64ビット移行ツールの詳細については、システム要件セクションをご参照ください。
メールがサーバー上にあり、POP/IMAP経由でアクセスできる場合は、管理画面からPOP/IMAP移行ツールを使用することもできます。ただし、これでインポートできるのは、メールのインポートのみです。カレンダーや連絡先などは手動で移行する必要があります。 support@zohomail.comまでご連絡いただければ、Zohoユーザーおよびメール移行ウィザードのダウンロードリンク取得を無料でサポートいたします。
さまざまな要件に利用可能な移行ウィザードの機能は以下のとおりです。
Zoho Mail Exchangeの移行:Microsoft Exchange Serverからのメール、カレンダー、連絡先、タスク、メモの移行。
Zoho Mail Outlook-PSTの移行:PSTファイルからユーザーアカウントへのメール、カレンダー、連絡先、タスク、メモの移行。
Zoho Mail EMLの移行:初期設定のメール形式(EML)からのメールの移行。
移行ウィザードの適用
移行ウィザードを使用して、さまざまな移行元からユーザー/メールを移行できます。
Microsoft Exchange Server : Exchange Serverのアカウントから、新しく作成されたZoho Mailアカウントに、メール、カレンダー、連絡先、タスク、メモを移行します。
ホスト型Exchange : 管理者はローカルサーバー上で移行ツールを使用し、ホスト型Exchange管理者アカウントに接続して移行処理を実行できます。
PST/Outlookのファイル :ユーザーのPSTファイルからそれぞれのZoho Mailアカウントにメール、カレンダー、連絡先、タスク、メモを移行します。
EML形式(.eml)ファイル : .eml形式のメールをまとめて圧縮し、それぞれのZoho Mailアカウントに移行します。
上記のすべての移行は、ユーザーアカウントの管理者が実行できます。ユーザーはウィザードを使用して、PSTファイルまたはEMLファイルの形式でメールをZoho Mailに移行できます。
システム要件
移行ウィザードは、.NET Framework 4.6 RuntimeがインストールされているWindowsシステム(Windows XP/7/8/10/11)にのみインストール可能です。最近の64ビット版Windows OSの一部には、このバージョンの.NET Frameworkがプリインストールされています。Microsoft .NET Framework 4.6がシステムにインストールされていない場合は、 こちらのリンクからダウンロードできます。
PSTまたはExchange移行ウィザードを使用するには、Microsoft Outlook 2003、2007、2010、またはそれ以降がインストールされている必要があります。移行ウィザードをインストールする際、システムにインストールされているOutlook版のビット数が一致していなければなりません。たとえば、Microsoft Outlookの64ビット版を使用している場合は、64ビット版の移行ウィザードをインストールします。同様に、Microsoft Outlookの32ビット版を使用している場合は、32ビット版の移行ウィザードをインストールします。
メモ:
上記のランタイムライブラリーは、現在開発者のWebサイトから無料でダウンロードできます。発行者のWebサイトに記載されている利用規約が適用されます。
インストール処理
移行処理を開始するには、移行ウィザードをインストールする必要があります。移行ウィザードをシステムにインストールすると、移行処理を実行するたびに、このウィザードを起動して利用できます。
Zoho Exchange移行ウィザードをインストールするには、以下の手順に従ってください。
- システム要件の指示に従い、ダウンロードセクションからZohoExchangeMigrationInstaller.exeをダウンロードします。
- ダウンロードされたファイルをクリックします。
- インストール時に変更しない限り、インストールパスは「C:\Zoho\Zoho Exchange Migration\」です。
- インストール用の手順は、画面上の指示に従って進めてください。
- デスクトップに「Zoho Exchange Migration」へのショートカットが作成され、かんたんにアクセスできます。
ウィザードを実行するための前提条件
- 複数のアカウントの移行を実行するには、Zoho組織の特権管理者/管理者の認証情報が必要です。
- 単一ユーザーまたは個人アカウントの移行を実行する場合、ユーザーはZoho認証情報でサインインし、移行手順に従います。管理者の認証情報は不要です。
- ツールをインストールするドライブに、データサイズの2倍近い空き容量があることを確認してください。PST移行を行う場合、PSTファイルの推奨サイズは約4GBです。
メモ:
このツールは、移行処理を開始し、データをZohoサーバーにアップロードするだけの役割を果たします。以降の処理はサーバー上で行われます。移行の所要時間は、以下のようなさまざまな要因によって決まります。
- 移行するデータのサイズ
- 移行元のサーバーが受け入れる接続
- 移行元のサーバーの帯域幅